東洋医学では、ウイルスや細菌、花粉、ホコリ、化学物質などの身体を害する要因のことを邪気(じゃき)と呼び、邪気の侵入を防ぐ働きのことを、衛気(えき)と呼びます。
衛気とは身体のバリア機能のようなもので、これが不足した状態を衛気虚(えききょ)といいます。花粉症をはじめとするアレルギー疾患も、この衛気虚がおおもとの原因になっていることが多いです。
免疫系と関連の深い症状が出やすくなります。
□ 花粉症・アレルギー疾患全般
□ 鼻水が出やすい/鼻づまりがある □ カゼをひきやすい □ 疲れやすい □ 息切れしやすい □ 汗をかきやすい □ 肌トラブル
衛気虚に対し、漢方では玉屏風散など、衛気を補い免疫力を上げる作用のある処方を用います。 また、鍼灸でも衛気を高める治療を行うことで体質の改善をすることができます。
改善までの期間は少し長くかかることが多いです。そのため、通常は「今つらい症状をとる漢方」と、「じっくり体質を改善する漢方・鍼灸」を併用して治療を行います。
その場しのぎでない対策がしたい方は、一度ご相談にいらしてください。