めまいの原因

「視界がグルグル回る」「歩くときにふらつく」「ふわふわする感じがある」などの症状が出るめまい。これらは身体の平衡感覚が保てないために起こります。

身体の平衡を保つためには、①内耳からくる平衡感覚、②視覚、③関節や筋肉の微妙な緊張などによる深部感覚など、たくさんの情報を脳で統合する必要があります。これらのいずれかに異常が起こると、めまいの症状が現れます。

現代医学の分類では、脳動脈硬化症、高血圧症、貧血、メニエール病、神経衰弱、神経症および、一部の脳疾患などでめまいの症状が見られますが、原因のわからないめまいもあります。

東洋医学では、めまいの原因を大きく4つに分類します。


東洋医学で考える、めまいの4タイプ

● 肝陽上亢(イライラ)タイプ

長く続くストレスや怒りによるもの。体の内部が熱化して、自律神経がコントロ-ルをできない状態が続くと、頭部や目に影響が及び、めまいが起こります。

 

● 気血両虚(虚弱)タイプ
消化器の虚弱により、消化吸収がうまくできない状態が続いたり、慢性疾患や急激で過剰な出血などにより、身体をつくっているエネルギーや血が足りなくなると、頭部へ栄養が行き渡らず、めまいがおこります。

 

● 腎精不足(老化&虚弱)タイプ
 加齢や不摂生、過度のエネルギーの消耗、または生まれつき身体が弱い方などで、人間がもともともっている力(精) が足りなくなると、脳に栄養が行き渡らなくなり、めまいが起こります。

 

●痰濁中阻(水分停滞)タイプ
 食事の不摂生や心身の消耗により水分代謝が低下すると、不要な水分が身体の中に停滞して、めまいの原因となります。