着床障害(着床不全)とは

受精後5日ほどすると、受精卵は子宮の中に到達し、受精後7日目頃には子宮内膜にもぐり込んで根を張っていきます。これを着床といい、受精後12日目頃には着床が完了します。通常この着床が妊娠の開始と定義されます。

日本産婦人科医会によると、“体外受精において40歳未満の方が良好な受精卵(胚)を4回以上移植した場合、80%以上の方が妊娠されるといわれている。よって良好な胚を4個以上かつ3回以上移植しても妊娠しない場合を「反復性着床不全」という”と定義しています。(日本産婦人科医会ホームページより引用)

 

着床障害(反復性着床不全)の原因は主に以下の3つに大別されます。

1.受精卵側の問題

染色体の異常や年齢などにより卵子や精子に問題があると、受精卵が成長することができず、着床ができない、着床しても育たず胎嚢や心拍の確認まで至らないことがあります。

 

2.子宮内環境の問題

・子宮筋腫

・子宮内膜ポリープ

・中隔子宮(子宮の奇形)

・慢性子宮内膜炎

・子宮内膜の細菌叢(ラクトバチルス菌)のバランスの乱れ

・子宮内膜の厚みや質

・着床の窓(着床できる時期)のずれ

目的や病院によって実施する検査内容は異なりますが、検査の一例として、子宮内膜炎などの発見については子宮鏡検査、子宮内細菌叢のバランスは子宮内フローラ検査、着床の窓を診断する検査にはERA検査(子宮内膜着床能検査)などがあります。問題が見つかった場合には、それらの問題に応じた治療などを行います。例えば以下のようなものがあります。

・子宮内膜炎→抗生剤の使用

・ラクトバチルス菌のバランス→細菌感染が考えられる場合は抗生剤と乳酸菌が含まれる膣剤の併用

・着床の窓のずれ→移植時期の調整 など

 

3.受精卵を受け入れる免疫寛容の異常

免疫とは、体内に侵入した異物(=非自己、つまり自分のものでないもの)を排除しようとする働きのことです。受精卵は母親(母体にとって自己)、父親(母体にとって非自己)の情報を半分ずつ持っています。そのため妊娠時には「免疫寛容」というしくみが起こると考えられており、免疫寛容によって受精卵は異物として認識されず育っていくことができるとされています。この免疫寛容に異常があると、受精卵は異物として認識され、着床が妨げられてしまいます。

採血で免疫検査を行い、問題があれば免疫抑制剤の使用の他、ビタミンDの欠乏も関連があるとされるため、サプリメントの服用などを行います。

 

一方、「病院で検査をしても特に異常がないにも関わらず妊娠に至らない」、「受精卵は問題ないと言われたが何回移植しても着床しない」、「原因不明の不妊と言われてしまった」、などといった場合も実際は多くございます。ぜひ漢方と鍼灸を試してみてください。中医学の視点による弁証論治で、それらの状況を改善できる可能性があります。もちろん、上記のような問題が検査によって見つかった方もお気軽にご相談ください。中医学ではお身体全体のバランスを大切にしているため、病院治療と並行しながら、着床や妊娠継続にむけた体質改善のサポートが可能です。

 

中医学からみた着床障害(着床不全)

上記でお伝えしたとおり、着床障害の主な3つの原因は、①受精卵の質の問題、②子宮内環境の問題、③母体の免疫反応、と言われています。これらは中医学の視点では肝・脾・腎と関係が深いとされ、肝・脾・腎のバランスの乱れからくる身体の不調によって着床障害につながるとみることができます。肝は気血の巡りを調節し、脾は気血を作り出すといった役割があり、腎は成長や生殖を司り、子宮・卵巣・ホルモンバランスと深く関わっています。肝・脾・腎のバランスの乱れによる体の不調が着床障害につながると見ることができます。主な表現類型として、気血両虚、気滞瘀血、腎虚、痰湿などがあります。

 

気血両虚

身体に必要な栄養やエネルギーが不足している状態です。

子宮内膜が薄い、月経量が少ない、経血の色が淡い、貧血、めまい、動悸、疲れ、顔色が白い、肌の乾燥、抜け毛、冷え、不眠、などの症状がよくみられます。

➡気血双補:十全大補湯、婦人宝など

 

気滞瘀血

ストレスなどによって気と血の巡りが滞っている状態です。

子宮の血流が悪い、子宮内膜が硬い、子宮筋腫、骨盤周囲の癒着、月経不順、月経痛、血塊が多い、情緒不安定、胸や脇腹が張って痛む、肩こり、頭痛、冷えのぼせ、などの症状がよくみられます。

➡理気活血:加味逍遥散、桂枝茯苓丸など

 

腎虚

子宮や卵巣といった生殖機能を司る腎の働きが弱く、ホルモンバランスの乱れが起きやすい状態です。

卵子の質の低下、性機能の低下、老化、無月経や希発月経、頻尿、腰がだるい、耳鳴り、健忘、子宮の発育不全、卵巣機能の低下、体力の低下、などの症状がよくみられます。

➡滋陰補腎:六味丸、杞菊地黄丸、八味丸、動物性生薬など

 

痰湿

飲食の不摂生や胃腸虚弱によって老廃物が体内に停滞しやすい状態です。

子宮内膜症、子宮筋腫、PCOS、湿疹、吹き出物がでやすい、胃腸の不快感、むくみ、身体が重だるい、関節のこわばり、などの症状がよくみられます。

➡健脾利湿:香砂六君子湯、参苓白朮散など

 

着床障害は不妊症の原因の一つです。中医学的な状態の類型は様々で、症状も複合的に表れます。世珍堂では、しっかりと弁証論治を行い、個人の体質や状態に合わせた漢方薬・鍼灸をご提案します。

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