通常、お母さんのお腹の中で、赤ちゃんの頭は下にある状態が正常ですが、何らかの原因で赤ちゃんの頭がお腹の上にある状態のことを逆子(サカゴ)または、骨盤位と言います。
妊娠初期~中期の場合は特に問題はありませんが、27週を越えると胎児が大きくなり、子宮の中を動き回るスペースがなくなるため、問題となります。
逆子のまま妊娠後期に入ると、自然分娩が難しくなるため、帝王切開になる可能性が高くなります。
妊娠27週以降の逆子には、鍼灸治療が有効です。研究の結果、逆子に効くと実証された、三陰交や至陰といったツボや、その方の体質に合ったツボに施術をすることで、逆子の改善が期待できます。
赤ちゃんが回りやすいよう身体の流れを整えて母体のエネルギーを補います。 又、お灸を行う事により副交感神経を優位にし、身体の緊張を解す事でも赤ちゃんが回転しやすくなります。
逆子が治るまでが週に2回、逆子が治ってからも母体環境の為に週に1回の来院と毎日のお灸をお勧めしております。
なかなか回らず、出産直前で治った方もいらっしゃいますので最後まで諦めずに鍼灸を行う事と、治ってもまた戻ってしまう方もいらっしゃいますので、出産までの継続が大切です。