出産後に起こる乳腺の炎症を乳腺炎といいます。乳汁が乳腺内に留まってしまうことで起こる場合と、留まったまま治らずに細菌に感染する場合とがあります。
乳房が張る、痛む、硬くなる、赤くなり熱を持つなどの症状が出ます。
感染が起こっている場合には、上記症状に加え、発熱や血管の怒張、ワキの下のリンパ節が腫れるなどの症状が見られます。
東洋医学的にみると、乳腺炎は「気滞(キタイ)」という体質によって起こることが多いです。気滞とは、ストレス・イライラ・寒暖差などの影響で自律神経が乱れた状態のこと。
漢方や鍼灸で、身体をリラックスさせる(=気の巡りを良くする)ことで改善が見込めます。