東洋医学で考える「肝」とは、肝臓の働きのほか、いくつかの働きのことを指す言葉です。どのような働きがあるのか、以下に解説いたします。


1.自律神経や血量をコントロールする働き

肝には、全身の気の流れ(≒自律神経)をコントロールしたり、血を必要な場所へ必要なだけ運ぶ働きがあります。感情の動きにも気の流れが必要であるため、肝が乱れるとイライラしたり落ち込んだり、血流が悪くなったりします。

肝は、筋・爪・目とも関係が深いので肝が乱れるとふくらはぎがケイレンしたりします。

2.気分を伸びやかに。肌や瞳をつややかに

肝の働きをよくすることを疎肝といいます。疎肝薬を続けて飲むと気の流れが良く(身体がリラックスした状態に)なり、気持ちもスッキリとします。その結果、血も隅々に行きわたり、爪にツヤが出たり、目が潤ったりします。


東洋医学の五行理論で、肝は「木」のグループに属します。(他に、火、土、金、水があります)

肝は、木のように上方にのびのびと広がる性質があります。肝が乱れると、頭や目など、上半身に不調が出やすいと言われています。